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ネットフリックス独占配信の韓国ドラマ『殺人者のパラドックス』。
全話完走した筆者が、詳しくネタバレしていきます!
細かいところまでネタバレしているので、見終わってからのおさらいにもおすすめです!
また、主要人物の関係性が一目でわかる、ネタバレ注意な相関図も!
ネタバレが嫌な方、でも出演俳優が知りたい!と言う方は、当サイトで出演俳優についても詳しく紹介しています。
下の記事をクリックすると、出演俳優紹介記事にとぶことができます。
殺人者にパラドックス 1話ネタバレ
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大学生のイ・タン(チェ・ウシク)は、除隊して半年経つが、毎日実家でダラダラ過ごしている。
そんな中、姉のヨンは結婚準備で忙しい。
だらしないタンに対して、父(ホ・ソンヘン)や母(オ・ミエ)、ヨンは呆れているようだ。
そんな家族に対し、「ワーキングホリデーでカナダで働こうと思っている」とタンは伝えるが、家族は真に受けてないようだった。
タン(チェ・ウシク)は自分の人生がつまらないと思っている。
大学で、友人のギョンファンと話しているが、タンはギョンファンにも凝り性で飽き性なところを呆れられている。
タン(チェ・ウシク)のバイトはコンビニ店員。
ある日、深夜のバイト中に、酔っぱらったおじいさんが煙草を買いに来る。
失礼な態度をとり続けるおじいさんに呆れ驚くタンだったが、おじいさんの連れのおじさんがおじいさんを咎めてくれたので、大事にはならなかった。
おじいさんとおじさんはコンビニ前のイートインスペースでお酒を飲み、ひとしきり飲んだ後、ゴミを置いたまま帰っていった。
掃除をしてバイトを上がろうと準備をしていた時に、自宅に届いた絵を壁に飾るために、ハンマーが必要なことを思い出す。
タンは店長に「これ、借りて帰ります!」と声をかけたが、聞こえていないようだった。
バイトの帰り道、先ほどコンビニの前で飲んでいたおじいさんが道端で寝ているのを見かけるタン(チェ・ウシク)。
近くに先ほどの連れのおじさんがいたので、助けてあげるよう声を掛けたが、「うせろ。」と言われ急にタコ殴りにされてしまう。
おじさんに殴られながら、タンは友人のギョンファンとともに高校時代いじめられていたことを思い出す。
高校時代にいじめられていた時、反撃という選択肢はなく、流されて生きてきた、とタンは回想する。
でも、今日は違った。
タンはバイト先で借りてきたハンマーで反撃したのだ。
頭を強く殴ったのでおじさんは倒れる。
タンは我に返って、おじさんに「大丈夫か。」と声をかけるが、ふらふらと数歩歩いた後、おじさんは死んでしまう。
雨が降り出す。
近くには酔っ払いのおじさん2人組と盲導犬を連れた目が見えない女性だけ。
タンを目撃したのは盲導犬のみ。
慌てて家に帰り、服のままシャワーを浴びるタン(チェ・ウシク)。
タンは殺したおじさんの幻覚が見えて、怯えている。
そして、タンは自分が捕まったところを想像した。
家で寝ていると、酔っ払ったギョンファンが家に来た。
「ゲーム仲間と飲んでいたが、ミヨンにはお前と飲むと言っている」とギョンファンに言われる。
ギョンファンが寝ている隣で、タンは偶発的な殺人は減刑されるか調べていた。
近くでパトカーの音がするので、自分が捕まるのかとビクビクするタン。
タン(チェ・ウシク)は唐突に「高校時代自分たちをいじめていたやつらはどうなっているのか。」と言い出した。
寝ていると思っていたギョンファンは起きていたようで、「ギフンは成功してベンツ自慢。他のいじめていたやつらも幸せそう。あいつらは勝ち組だ。」と答える。
タン(チェ・ウシク)はふと思い出す。
大学時代、浮気したのにバレなかった。
高校時代、ギョンファンのタブレットを盗んでもバレなかった。
誰もタンを疑わないのだ。
今までずっと状況に救われてきたと改めてタンは思う。
タン(チェ・ウシク)はギョンファンに「お前がきたのは何時だった?」と聞く。
ギョンファンは「11時だった。」と答えるが、
タンは「バイト終わりに来たから10時だった。」と言う。
「そうだったか。」と一瞬ギョンファンは納得するが、「やっぱりサッカーをみてから来たから11時だった。」とタンに言ってギョンファンは寝た。
タンはふと凶器のハンマーが気になる。
ハンマーをバイト先から借りて帰ったことを誰も知らないが、ハンマーを殺人現場に置いてきてしまったことに気付き、タンは焦り出す。
警察が遺体があった場所を調べている。
事件現場の路地に防犯カメラはなかった。
死者は2人。
殺人事件として調べられている。
遺品の中にコンビニのビニール袋があったので、そこに取り調べにいくチャン・ナンガム刑事(ソン・ソック)。
そのコンビニはタン(チェウシク)のバイト先だった。
チャン刑事は「防犯カメラを見せてくれ。」とコンビニの店長に要求する。
現場検証の結果、今回の殺人事件は相打ちと見られている。
しかし、チャン刑事はまだ相打ちと確信を持てていない様子。
出勤してきたタンとチャン刑事が出会う。
今回の殺人事件の被害者2人に最後に会ったのがタンだったとされるので、チャン刑事はタンの事情聴取をすることにする。
「2人を殺したでしょ?」といきなりチャン刑事は鎌をかける。
驚くタンに、チャン刑事は冗談だと言う。
2人がどんな話をしながら酒を飲んでいたか聞かれるタン。
バイト中の出来事を説明する中で、ハンマーを借りて帰ったことを言うか言わないかという時に、別の若い刑事が「指紋が一致しました。」と一報を伝えに来た。
さらに、この事件の目撃者が見つかる。
おじいさん:イ・グァンフンが、先にブロックでおじさん:キム・ミョンジンを殴ったのを見ていたのだ。
イ・グァンフンの血は、キム・ミョンジンが持っていたスピーカーに付着していた。
この目撃情報と状況証拠で、お互いを殺し合ったと、警察は判断した。
そして、コンビニの防犯カメラの映像だが、タン(チェ・ウシク)がハンマーを借りるといった瞬間の防犯カメラの映像は、ちょうどカメラレンズの前に虫停まり、隠れて見えていなかった。
タンが疑われる証拠は一つも出なかった。
参考人として、イ・グァンフンの妻が事情聴取を受けている。
妻の証言により、
「ある日突然、夫が仕事の同僚だとキム・ミョンジンを自宅に連れてきた。」
「キム・ミョンジンは居候していた。」
「キム・ミョンジンは息子にも自分にもやさしく、不倫していた。」
「夫と離婚し、キム・ミョンジンと再婚しようとしていた。」
という事実が分かった。
タン(チェ・ウシク)のバイト先のコンビニにいくチャン刑事(ソン・ソック)。
タンに、「怖がらせてごめん。」
「イ・タンっていう名前は珍しくて嫌な思いしたでしょ?自分もチャン・ナムガン(おもちゃ)って名前で、ハクをつけたかったから警察官になったんだ。」とチャン刑事は話す。
「また」というタンに対し、「もう来ないよ。」と言ってチャン刑事は帰っていく。
次はコンビニに友人のギョンファンがタン(チェ・ウシク)に会いに来た。
実は前日に刑事が来て、ミヨンとギョンファンにタンのアリバイをきいてきた、と話す。
「まるでお前を疑っているようだった。」というギョンファン。
そこでタンは自分が疑われていたことを知る。
チャン刑事(ソン・ソック)はキム・ミョンジンに怪しさを覚え、追加で様々なことを調べていた。
すると、キム・ミョンジンではなく、ヨ・ブイルという2009年に起きた連続殺人事件の容疑者だったという新事実がDNA判定により判明する。
凶悪犯が野放しにされていたことが分かり、報道は過熱した。
そんな報道を見て、タン(チェ・ウシク)は自分が殺したのが凶悪殺人犯だと知った。
そんなタン(チェ・ウシク)の元に、またキム・ミョンジンの幻覚が現れるが、以前と違い犯罪者を成敗したという正義感でタンは怖がらなくなった。
そして、現場から見つからなかった凶器のハンマーは、なんと目の見えない女性の家にあった!?!?!?
殺人者のパラドックス 2話ネタバレ
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イ・タン(チェ・ウシク)は殺人現場を目撃された盲導犬に追いかけられている。
久しぶりに実家に帰るタン(チェ・ウシク)。
殺したキム・ミョンジンの幻覚がまだ見える。
しかし、タンはもう怖がることはなかった。
花屋にいるチャン・ナンガム刑事(ソン・ソック)。
花束の値段を聞くが、結局買うことなく店を出て行った。
次は小さなスーパーに行き、贈答用の飲み物セットを買う。
店を出た後、箱の中を確認すると、2本足りないことに気づき、怒りを露わにするチャン刑事。
結局、全て道端のごみ捨て場に投げ捨ててしまう。
そんなチャン刑事が向かったのは、寝たきりの父親のお見舞い。
手ぶらできてすぐ帰るチャン刑事に母親は呆れていた。
一方、タン(チェ・ウシク)は母親と一緒に、母親が足しげく通っている教会へ向かう。
痩せたようにみえるタンを見て、「大学に行かず飲み歩いてるのではないか」と母親は心配している。
「子どもには迷惑をかけないようにするつもりだから、ワーキングホリデーで海外に行ってもかまわないよ。」とタンの意見を尊重するようだった。
さらに、母親はタンのバイト先の近くで殺人があったことを知っていたようで、タンに「死んで当然、天罰がくだったんだ。」と話した。
警察では、ヨ・ブイルに死なれたことが大問題になっている模様。
検挙率が低いからである。
検挙率をあげるよう警察上層部に命令されるチャン刑事たち。
加えてチャン刑事(ソン・ソック)は、「ヤツに執着して単独行動するな」と上司に釘を刺されていた。
“ヤツ”というのは、警察官のことのようだ。
殺人を犯した時に壊れてしまっていたタン(チェ・ウシク)のスマホの修理が完了し、それを受け取り、タンはバイトへ向かう。
コンビニに、サングラスをかけた怪しい女性がたばこを買いに来たので、タンは接客する。
タンが指定されたたばこを渡すと、「たばこの次は200万ウォン現金でちょうだい。」と怪しい女性に言われる。
「どういう意味?」とたずねるタンに対して、
「知ってるでしょう?わたしのこと。会ったのに。」と答える怪しい女性。
しかし、全く意味がわからず怯えるタン。
すると、「私って全盲の人にみえますよね?少しは見えるの、人を殺すのはどんな気分?」と笑って、怪しい女性は言う。
この怪しい女性はなんと、タンが殺人を犯した時に唯一出会った盲導犬を連れた女性で、なんと全盲ではなく、見えていたのだった!
凶器のハンマーを持っていることも匂わせ、「200万、明日までに頼みますね。」と言い残し、怪しい女性は外で待たせていた盲導犬を連れ、コンビニを後にした。
殺人を見られていたことを知り焦ったタン(チェ・ウシク)は、お金をかき集めようと友達のギョンファンやミヨンに借りようとしたり、短期バイトを探そうとしたりするがうまくいかない。
翌日、コンビニの店長に前借りを頼むが、以前痛い目を見たからと断られてしまう。
と思ったら、店長はその後、給料の前借分を口座に振り込んでくれた。
さらにタンは実家に通帳をとりに行き、定期を解約してなんとか現金200万ウォンを用意することに成功する。
そして、タン(チェ・ウシク)はバイトしながら怪しい女性が約束通り再び店にくるのを待った。
しかし怪しい女性はなかなか来ない。
店の様子を見に来た店長が、店の前に全盲の怪しい女性がいたと言うので、タンは慌てて店の外の様子を見に行く。
辺りを見回すと、店の前のイートインスペースの机の上に、たばこの空箱が置いてあるのを見つける。
空箱を開けると、
“ 明日12時 ヨンウン交差点 紺色の瓦の家 ”
というメモが入っていた。
警察署にて、『2004年警察官 鈍器殴打事件』の資料を見ているチャン刑事(ソン・ソック)。
刑事課長に、「もう忘れろ。ガプスさんの敵討ちをしようと思うな。」と言われるが、
「父の敵討ちなんて考えてない、検挙率を上げろと言われたからだ。」とチャン刑事は反論する。
どうやらふたりはただの上司と部下という関係ではなさそうだ。
次の日。
怪しい女性の家にいるタン(チェ・ウシク)。
家に来たタンに、怪しい女性はコーヒーを淹れ、紙コップに入れて渡す。
タンのことを信頼できる人かどうか調べたという怪しい女性。
怪しい女性が楽しそうに話し続ける中、タンはずっと押し黙っている。
「もう1人もあなたが殺したの?」という怪しい女性の質問に対して、
「違います。」と、やっと声を出すタン。
「違うと思っていました。」と、怪しい女性は笑う。
「お金を見せて。」という怪しい女性に、タンは素直に用意した現金を見せた。
お金を確認して怪しい女性は満足した様子。
「これで秘密を守ってくれますよね?」というタンの質問に、
「もちろん!」と怪しい女性は答える。
凶器のハンマーも返すと約束する怪しい女性。
しかし、「覚えていると思うけど、毎月ですからね。」と怪しい女性は付け加えて言った。
そんな怪しい女性の言葉に驚くタン。
「共犯も同然なのに、毎月200万ウォンに決まっている!」と怪しい女性は凶器のハンマーを持ってタンを脅す。
そんな怪しい女性に対し「話が違う!」と怒るタン。
凶器のハンマーを奪って怪しい女性の家を去ろうとする。
しかし、怪しい女性がタンの大学のことや母親のことを調べていることがわかり、逃げきれないと感じ、タンは怪しい女性の元に戻ってしまう。
殺人がバレるとどうなるのか、どうやって人生が破綻していくのか、しかし自分にお金を渡し続ければすべてうまくいくように協力すると、上手く口車に乗せられていくタン。
ついにタンは「協力してください」と言ってしまう。
が、しかし、結局タンは手に持っていた凶器のハンマーで怪しい女性の頭を殴り殺してしまった。
慌ててお金とハンマーを回収し、女性の家を飛び出すタン。
数日後。
配達した牛乳が回収されずに家に前に溜まっているのを怪しく思った配達員が、家の中を覗いたことで怪しい女性が死亡していることが発覚する。
チャン刑事(ソン・ソック)と若手のアン・ヨンジェ刑事が現場に来る。
チャン刑事は現場検証で、怪しい女性の家の引き出しに『大田デソク教会』のパンフレットを見つける。
この教会はタンの母親が通う教会で、タンの身元を調べた際に入手したと思われる資料だった。
保険金支払い明細書も一緒に見つかった。
さらに、怪しい女性の飼い犬レックスが掘った庭の穴から、なんと人骨が見つかった。
目の不自由な怪しい女性の正体は、5年間行方不明で死亡扱いになっていたソン・ヨオク。
現場検証の結果、死因は特定されていない。
警察が気になっているのは、飛沫血痕、モカポット、紙コップ、牛乳配達員。
犯罪性を疑ってはいるが、確証は得られてない。
なぜなら、遺体の腐敗がひどく、傷口も飼い犬レックスのせいで損傷しているので、解剖しても意味がない状態だからだ。
そして、ソン・ヨオクの自宅から見つかった人骨2体はまだ誰なのかわかっていない。
タン(チェ・ウシク)は自宅に4日間飲まず食わずで引き篭っている。
スマホには店長、ギョンファン、ミヨンから多数の着信。
偶発的でも正当防衛でもない殺人を自分は犯したのに、警察が来ないことを不思議に思うタン。
警察は現場に残された、紙コップ、コーヒー豆、モカポット、全て鑑識に回して詳しく調べていた。
しかし、どれからも、指紋や他人のDNAは検出されなかった。
なぜなら、飼い犬レックスが指紋がつきそうな場所全てを舐めていたから。
飼い犬レックスのヨダレだけが検出される状態だった。
飼い犬レックスは警察署で保護されている。
遺族に引き取りを求めたが、遺体を食べたと思っている遺族に、「そんな犬は殺せ。」と言われたからだった。
自宅で首吊り自殺しようとするタン(チェ・ウシク)。
しかしうまくできず、泣き続ける。
そこに心配したギョンファンがタンの家に来る。
心配で駆けつけたギョンファンに対し、借りていた金を投げつけて追い返そうとするタン。
ヤケクソになって、高校時代タブレットを盗んだのは自分だとタンは告白する。
するとギョンファンは「知っていた。」と言う。
「俺もお前も友達がいないし、丸く収めるために黙っていた」と。
「あの日から優しくなった。このまま友達でいていいのか戸惑った。」とギョンファンは言う。
「めでたいやつめ、一生そのままでいろ、クズ野郎、金はお前が使え」と吐き捨て、ギョンファンはその場を去ってしまった。
刑事の中に、「紙コップがあったということは、あの日お茶を飲む間柄の人間があの場にいたはずだ。」と、睨んでいる人物がいた。
しかし証拠が一つもない。
パク刑事は、犬:レックスを安楽死させるために動物病院に連れて行くことを上司に命じられる。
連れて行く最中、ある建物の前で急に吠える犬。
そこはカラオケで、なんとその一室にタン(チェ・ウシク)がいたのだ。
タンはスマホにきたSMSの中に、コンビニ店長から訴えられているから警察署に来るように連絡がきているのを見つけた。
犬を連れて歩くパク刑事。
それを偶然以前補導した不良高校生のカン・ジェジュンとイ・ジンソンが見ていた。
補導されたことを恨んでいた不良高校生ジェジュンとジンソンはやり返すと決めて、人通りが少ない裏路地で同僚刑事のお腹を割れた瓶で刺した。
パク刑事は倒れてしまい、その隙に犬:レックスは逃げてしまった。
カラオケを出たところで、スマホをみるタン(チェ・ウシク)。
ネットニュースを見ていると、“ 視覚障害の被害女性 実は殺人犯 ”という見出しを見つける。
タンは自分が殺した人たちが、殺されて当然の悪人たちだったと思った。
「2人を殺したのに証拠がでないのも、宝くじ1等並みの確率の低さだ。」とタンは微笑む。
まずいことになったと話す不良高校生ジェジュンとジンソン。
しかし、不良高校生ジェジュンとジンソンは親が揉み消してくれるとそこまで焦っていない模様。
そんな時に不良高校生ジェジュンとジンソンはタン(チェ・ウシク)に出会う。
「ひょろひょろだし、あいつからカツアゲしよう。」と話す不良高校生ジェジュンとジンソン。
タンは不良高校生ジェジュンとジンソンに話掛けられるが、不良高校生ジェジュンとジンソンの手と服に血がついてるのを見つけ、鳥肌が立つ。
それと同時に2人の犯罪者を殺した瞬間を思い出す。
そして、タンは不良高校生ジェジュンとジンソンを殺してしまう。
傷だらけで自宅で眠っているタン(チェ・ウシク)。
鏡を見ると自分の顔は傷だらけで、以前の殺人の凶器であるハンマーとは別に、たばこの吸い殻とレンガが家にあることに気が付く。
さらに、メモが一枚ある。
中には、“ 助けが必要なら ご連絡を ”と書かれている。
そこでタンは、自分が昨夜誰かに連れられて自宅に帰ったことを思い出す・・・!
殺人者のパラドックス 3話ネタバレ
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学生時代のソン・ヨオクは女友達3人と廃墟にいた。
ヨオクも友達たちも、たくさんお酒を飲んでいるようで酔っぱらっている。
そんな中、ヨオクはたばこを吸おうと火をつけた。
その瞬間ガス爆発が起こり、ヨオクは顔に大やけどを負い、視力も失った。
そんなヨオクは、叔父叔母と住んでいたようだ。
「かわいそうなヨオク。あの子は悪くない。いい友達に恵まれなかっただけ。」と、叔母はいつもヨオクをかばっていた。
そんな叔母と叔父を、ヨオクは生命保険を受け取るために殺したのだ。
ヨオクの自宅の庭で見つかった人骨は、ヨオクの叔母と叔父のものだった。
このようなヨオクの生前の悪行が、何者かによってネットで暴露された。
暴露された内容を知った世間の意見は、ヨオクのひどい死に方に対し、「因果応報だ。」というものが大半だった。
ヨオクの悪行をネットで暴露したのは、ヨオクの従姉妹ジェスンという人物。
チャン・ナンガム刑事(ソン・ソック)とアン・ヨンジェ刑事はヨオクについて調査するため、ジェスンの元にも訪れていた。
ジェスンに対し、「ヨオクと最後に会ったのはいつか?」と訊ねるチャン刑事たち。
「昔すぎて覚えていないし思い出したくない。」とジェスンは答えた。
ジェスンの顔には大きなやけどの痕があり、それはヨオクが小学生の頃、ジェスンを殺そうと笑いながら熱湯をかけた時にできた傷跡だった。
ヨオクは昔からそんな非道を行っていたのだった。
そんな話を聞き、チャン刑事たちは帰っていった。
不良高校生たちに刺されたパク刑事(ヒョン・ボンシク)は生きてた。
生きていたことを刑事仲間たちに喜ばれている。
そんなパク刑事だが、警察を辞めようと上司に辞表を出していた。
チャン刑事(ソン・ソック)と若手のアン刑事は、殺された不良高校生の葬式に行った。
「気弱な息子だったのに!」と死んだ不良高校カン・ジェジュンの母親に殴られ、話にならないのですぐに帰るチャン刑事たち。
帰りの車中、チャン刑事(ソン・ソック)は屯山《トゥンサン》署での事件の話をはじめる。
“ カン・ヨンソという中学生の女の子が、友人の好きな先輩とその友人にレイプされ、自殺した ”という事件だ。
ヨンソの葬儀場で、憔悴しきっているヨンソの父親に対し、「証言が食い違ってるからもう一度話をしよう!」と叫ぶ女性がいる。
周りの人間がその女性の不謹慎な行動を止めようとするが、「合意の上の行為かも!」「男女が出会えば起こりうることなのに!」とその女性は叫び続けた。
なんと、その叫んでいた女性はレイプ犯の母親で、それが先ほど「気弱な息子だったのに!」とチャン刑事を殴った人物だった。
つまり、パク刑事を刺し、その後タン(チェ・ウシク)に殺された不良高校生ジェジュンとジンソンは、ヨンソをレイプし、死に追いやった犯人だったのだ。
被害者であるヨンソは死んでしまったのに、加害者たちは軽い処罰で、しかも反省はゼロ。
その後もジェジュンとジンソンは暴行や窃盗を繰り返し、補導されていたのだった。
「カン・ヨンソの父親の気持ちになったら、殺された不良高校生たちが被害者に見えない。」というチャン刑事。
一連の話を聞いたアン刑事は、「今回の高校生殺人事件の犯人は、カンヨンソの父親ではないか?」と言い出す。
しかし、チャン刑事は、「事件現場からみて、あれは偶発的な殺人だ。」と冷静に返す。
次にチャン刑事たちが向かったのは、タン(チェ・ウシク)のアルバイト先のコンビニ。
店長に、ヨオクについて話を聞いている。
チャン刑事(ソン・ソック)は、「防犯カメラの映像を見たい。」と店長に言うが、店長は「データが残っていない。」と言う。
防犯カメラを最新のカメラに取り替えていて、5日より前のデータが上書きされて残らないようになっていたためだった。
つまり、ヨオクをコンビニ前で店長が見かけた日のデータはないということだ。
防犯カメラの映像を諦めたチャン刑事は、「タンは元気か?」と店長に訊ねる。
すると店長は、タンに前借りを許した途端、タンがバイトに来なくなった話をチャン刑事に怒りながら話した。
そんなタンの話を聞き、怪しむチャン刑事。
タン(チェ・ウシク)は自宅で、 “ 助けが必要なら ご連絡を ”というメモを見て連絡をしようとしていた。
連絡先は、“ OnlyForHEROES ”。
最初、タンは本名でチャットを送ろうとするが、思い直してシークレットチャットで送ることにした。
送信したメッセージは3秒後に自動消去される設定になっているようだ。
タンがチャットルームに入ると、すぐに、“ こんにちは イ・タンさん ”とメッセージがくる。
本名は教えてないのに、と怖くなって慌ててブロックするタン。
とてもおびえている様子。
その時、ちょうどタン(チェ・ウシク)の家のチャイムが鳴る。
郵便局員が書留を届けに来たようだった。
書留は警察からで、内容は、コンビニの店長から前借りした翌日からバイトを無断欠勤している件についてだった。
パク刑事に電話するチャン刑事(ソン・ソック)。
ソン・ヨオク事件で気になる情報を得たから、一緒に捜査しようと言う。
しかし、パク刑事は警察を辞める気満々で、警察を続けて捜査をすることを断った。
タン(チェ・ウシク)が自宅で書留の内容を確認していたその頃、チャン刑事(ソン・ソック)もタンについて、イ刑事に調べてもらっていた。
チャン刑事は、タンが詐欺罪で告訴されていること、タンと連絡が取れないことを知る。
そして、その内容の出席願が、今日タンに届いていることも知る。
「タンと連絡が取れても、取れなくても、ご一報を。」とイ刑事に言い残し、その場を去るチャン刑事。
アン刑事はひとりでカン・ヨンソの父親の元へ独断で向かっている。
訪れたアン刑事に、ヨンソの父親は「目立つタイプではないが、性格がよくて思いやりがあった。」と娘の話をする。
「だから復讐したんです。」と、ヨンソの父親はいきなりアン刑事言ったのだった。
自宅の天井を見ながら「僕が殺しました。」と呟くタン(チェ・ウシク)。
手にはスマホを持っている。
そのままタンは刑事課に電話を掛けた。
電話に出た刑事課のイ刑事に、「自首がしたくて。」とタンは言った。
「名前は?」と刑事に聞かれ、素直に「イタンです。」と答えた。
タンの名前を聞き、自首というのは店長への詐欺罪のことだとイ刑事は思ったようだった。
「今日警察署に行ってもいいですか?」とタンが言い、9時に警察署に行くことを約束した。
店長と母親に返すお金、事件の証拠品のブロック、ハンマー、たばこの吸い殻をバッグに入れ、タンは出掛けた。
警察署ではヨンソの父親がアン刑事たちの取り調べを受けている。
取り調べに対し、
「凶器のブロックをどう処分したか覚えてない。」
「泥酔状態だから10代の若い子2人にでも勝てると思った。」
と話している。
その様子を見ておかしいと感じたチャン刑事(ソン・ソック)は取り調べ室に入り、ヨンソの父親と話してみることに。
チャン刑事はヨンソの父親に調書へのサインを求め、「サインする前に一服しませんか?」と声を掛ける。
するとヨンソの父親は一服を断り、「たばこは辞めました。」と答え、左手でペンを持ち、サインしようとする。
その様子を見たチャン刑事は、「殺してないでしょ?」と言う。
被害者の顔にはたばこの痕、ブロックで殴られている傷跡は右手でつくられたものという情報は、警察と犯人以外知りえない情報だったからだ。
つまり、たばこを吸わない、左利きのヨンソの父親は犯人ではないことになる。
なぜ嘘をつくのかチャン刑事が問い詰めていると、先輩刑事が止めに入る。
「なぜ勝手に取調室に入ったのか?」という先輩刑事の質問に対し、「自白が怪しいし、証拠もないからだ。」と答えるチャン刑事。
そんなチャン刑事に「ブロックで殴ったというのは警察しか知らない情報だ。」と先輩刑事は反論する。
それでも食い下がるチャン刑事に、先輩刑事は呆れて「勝手にしろ。」といってその場を去った。
その時、チャン刑事(ソン・ソック)はタン(チェ・ウシク)が警察署に来ることを知らされる。
チャン刑事(ソン・ソック)は、アン刑事が独断で行動したことについて説教をする。
アン刑事は独断でヨンソの父親に会いに行っただけでなく、死亡した不良高校生の母親に、犯人が誰だったのか、すでに伝えてしまっていたのだった。
ヨンソの父親は、犯人とは断定できなかったので、自宅に帰ることになり、警察署を出ていた。
自宅で娘ヨンソが子どもの頃の動画見てるヨンソの父親。
箱からナイフを取り出して出掛けて行った。
向かったのは酔っ払った不良高校生ジェジュンとジンソンの元。
ヨンソの父親のスマホに、“ OnlyForHEROES ”から、「練習どおりにやるのです。」とメッセージが届く。
なかなか思い切ることができず物陰に隠れていたら、突然不良高校生ジェジュンとジンソンが消えてしまう。
ヨンソの父親は、警察署を出てすぐに、猛スピードで突っ込んできた車にはねられた。
運転手は不良高校生ジェジュンの母親だった。
アン刑事から犯人を知らされ、息子を殺された復讐をしに来たのだった。
タン(チェ・ウシク)はATMの操作をしている。
バッグから封筒を取り出し、お金を母親に振り込んだ。
振込を終え、銀行から出たところ、タンは証拠品が入ったバッグをバイクに乗った二人組にひったくられてしまった。
ひったくり犯たちは、バッグの中から現金だけ取り出し、証拠品はバッグごと川に投げ捨てて去っていった。
ひったくられた時に跳ね飛ばされたタン(チェ・ウシク)は、救急車で病院へ運ばれていた。
着いた病院はなんとヨンソの父親が運び込まれた病院と同じだった。
ヨンソの父親は足の骨を折る大けがはしていたものの、命に別状はなかった。
病院にしばらく入院するようだった。
病室でチャン刑事(ソン・ソック)が話をする。
「犯人は知り合いか?」とヨンソの父親に訊ねるが、ヨンソの父親は「犯人は自分だ。」と譲らない。
チャン刑事は「また明日きます。」と言い残し、病室を後にした。
その頃、タンは腕を骨折したようで、病院で治療を受けていた。
ヨンソの父親の元に“ OnlyForHEROES ”から、「お父さんの考えを尊重します」とメッセージが届く。
そのメッセージはすぐに自動消去された。
その時、治療を終えたタン(チェ・ウシク)をヨンソの父親は見かける。
「不良高校生を殺してくれた人だ。」と必死にヨンソの父親は追いかけるが、慣れない車いすで追いつけず転んでしまう。
派手に転んだので、物音に驚き、タンはヨンソの父親に心配して駆け寄り、二人は再会を果たす。
しかし、タンはヨンソの父親のことを覚えていない。
そんなタンに、ヨンソの父親は「警察がいるからはやく逃げてください。」と言う。
驚いたタンは「チャットの人ですか?」と訊ねるが、ヨンソの父親は警察の目を気にしているため「いいから逃げてください!」と言う。
しかし、捕まってもいいと思っているタンは、「どうして送ってくれたんですか?尾行しましたか?バイクもあなたが?」と立て続けに質問する。
そんなタンに、ヨンソの父親は「バイクなんて知りません。とにかくチャットで聞けば説明してくれる!」と答える。
ヨンソの父親に、「行ってください、感謝してます!」と言われ、タンはその場から走って離れた。
アン刑事は、ヨンソの父親が逆恨みされたことに責任を感じて、病院から出てきたチャン刑事(ソン・ソック)に謝った。
「疑う気持ちもわかるし、気にするな。」とチャン刑事はアン刑事を励ました。
そこにタン(チェ・ウシク)が病院から飛び出してきた。
タンはチャン刑事に気付き、咄嗟に顔を隠して逃げる。
そんなタンに気づいたチャン刑事は、警察署に電話し、タンが約束の時間を過ぎても警察署に来ていないことを知る。
ヨンソの父親は病室でヨンソのことを思い出していた。
たばこはヨンソに言われて辞めたのだった。
そして、ヨンソの父親は薬を大量に飲んで自殺した。
タン(チェ・ウシク)が不良高校生たちを殺した日。
タンと不良高校生ジェジュンとジンソンは、かなりの殴り合いになっていた。
相手が2人もいるので、タンは不良高校生たちを殺すのにかなり手古摺っていた。
やっと不良高校生がふたりとも倒れて動かなくなると、タンはとどめに何度もブロックで頭を殴った。
そして自分も頭をパイプで殴られていたので、そのままタンも倒れた。
タン(チェ・ウシク)を追うチャン刑事(ソン・ソック)の元に、ヨンソの父親が入院する病院の看護師から電話がくる。
「すぐに病院にきてください。」と言われ、タンを追うことを諦め、病院に向かうチャン刑事。
タンはチャン刑事の追跡から逃げることに成功した。
そしてタンは一度ブロックしたチャットを開く。
不良高校生を殺した事件当時、タン(チェ・ウシク)を送った人物はふたり。
ヨンソの父親ともうひとりで、タンの両脇を抱え自宅まで送り届けている。
タン(チェ・ウシク)の自宅には、タンの姉と母親が訪ねてきていた。
姉はかなり怒っている。
どれだけ呼んでも出てこないので、鍵を管理人に開けてもらい、部屋の中に入るタンの母親と姉。
中に入ると、部屋がきれいに片付けられていて、タンの母親と姉は驚く。
そして母親は冷蔵庫に貼られたメモを見つける。
“ 母さん父さんへ ”
娘ヨンソの死について誰かに話すヨンソの父親。
「娘を死に追いやったやつをできれば殺したいが方法がなくて。」と話している。
そう話した相手は、「方法はあります。」と答える。
その男はバットマンのパーカーを着ている・・・。
殺人者のパラドックス 4話ネタバレ
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夜の繁華街には様々な人間がいる。
花を売る老婆、酔っ払い、喧嘩するカップル・・・。
とある飲み会では、酔っぱらった上司のチ検事が、部下と別れて先に運転代行で帰宅する模様。
運転代行として検事の元に現れたのは、“ OnlyForHEROES ”のブルゾンを着た人物。
車に乗っているとチ検事に電話が掛かってくる。
電話は運転代行業者だった。
約束の場所にチ検事がいないので、連絡をしたようだった。
しかし、チ検事はすでに車に乗っている。
チ検事は慌てて電話を切り、運転をしている人物に、向かってる先があっているか確かめる。
しかし、返事はない。
窓の外を見ると、目的地へ向かう道とは全く違う道のようだ。
チ検事が、「一体どこへ?」と聞くと、車が止まり、車内からスタンガンのような音がする。
翌朝、チ検事はうつ伏せで川に浮いて流されていた。
タンの姉がタン(チェ・ウシク)のバイト先を訪ねてくる。
店長と話し、タンがバイトを辞めたことを知り驚くタンの姉。
そして、タンが店長に給料を前借りしていたことを知ったタンの家族は、前借り金を返済した。
タンの家族が返済したことにより、店長が詐欺罪で訴えてる事件の告訴を警察は取り下げた。
パク刑事はみんなに見送られ警察を退職した。
殺人事件の件で特別捜査チームができ、そこに美人な女性刑事がやってくる。
特別捜査チームができたので、事件はすぐに解決すると思われたが、結局4か月経っても何の進展もなかった。
事件は解決できないまま、特別捜査チームは解散してしまう。
チャン・ナンガム刑事(ソン・ソック)とアン刑事は、特別捜査チームの仕事のやり方について不満を抱えているようだ。
チャン刑事は、「犯人逮捕が目的じゃない。事件解決のために捜査してるアピールをしているだけだ。」とアン刑事に話す。
この会話を聞いていた女性刑事が、「他の事件は連続殺人ではなく偶然だと思います。証拠がない以上は、状況で判断するべきかと。」と反論する。
しかし、事件が偶然だと思っていないチャン刑事はそれを否定する。
そんなチャン刑事に対し、「チャン刑事は頭が固いから捜査に非協力的だ。」と女性刑事は言う。
「そうやって責任転嫁するんですね。どうぞお引き取りを。」とチャン刑事が言って、女性刑事はその場を去った。
同僚のキム刑事に声掛けるチャン刑事(ソン・ソック)。
チャン刑事が、「バトミントンをしよう。」と言い、二人は警察署から出掛けるようだ。
謎の男性が、自宅で警察の捜査をバカにする話をネット配信している。
その男性の部屋には、たくさんのバットマンやヒーローのフィギュアが飾られている。
そしてその男性はバットマンのマークがついた服を着ている。
男性の家のチャイムが鳴り、玄関のドアを開ける。
すると、ドアの外にはチャン刑事(ソン・ソック)が立っていた。
チャン刑事はキム刑事を車に待機させ、自分とバットマンの服を着た男性の会話を遠隔でキム刑事に聞かせている。
チャン刑事は今回の事件を連続殺人とみていて、バットマンの服を着た男性の意見を聞いている。
今回複数起きている殺人事件に対し、「警察の捜査が甘いから犯人逮捕がまだできてないのでは?」とバットマンの服を着た男性が言う。
「それでも逮捕されただろ?」とチャン刑事。
「またそんな昔の話を。」と男性は話をごまかす。
今回の複数起きている殺人事件に対し、連続殺人ではないと思うと、男性は話し出す。
最初の方に起きた数件は衝動的で偶発的で凶器は鈍器。
それに対して、後の方は凶器が刃物。
4回も刺していたりと、ためらいを感じられない。
「最初の方の事件とは質が違う。」とバットマンの服を着た男性は続けた。
するとチャン刑事が、「もしもこの間にチ検事の事件が入るとしたら?」と、最初の事件と後の事件の間を指さす。
「それなら話は別。」とバットマンの服を着た男性。
チ検事の事件とは、チ検事が何者かに刃物で刺し殺された事件のことだ。
この事件を、これまでの二つの質が違う殺人事件の間に入れると、「巧妙さが増して完璧な殺人になっていった、連続殺人の可能性が見えてくる。」とバットマンの服を着た男性は話す。
「だけど変ですよね、殺されて当然の悪人ばかりを選んで殺すなんて。チ検事の罪名は?」とバットマンの服を着た男性が続けて話すと、チャン刑事はキム刑事に電話を掛けた。
すると、キム刑事が男性の部屋に来て、男性は取り調べを受けるために警察署に連行されることに。
なぜ取り調べを受けることになったかというと、公表前のチ検事の事件について詳しく知りすぎていて、検察庁のサーバーに不正アクセスした疑いがあったため。
男性の名前はノ・ビンというようだ。
取り調べの結果、ノ・ビンはチ検事殺人事件のことをネットで見たと言い張ったため、令状を請求することはできなかった。
取り調べが終わってビンを車で送るチャン刑事(ソン・ソック)。
ビンはチャン刑事に「本当の用件はなんですか?」と訊ねる。
「あのヒーローごっこは?」と返すチャン刑事に、ビンは「もうしてません。」と言った。
「捜査に協力する方がお前の得だぞ。」と言って、チャン刑事はビンを自宅に送り届けた。
タン(チェ・ウシク)の元バイト先のコンビニでラーメンを食べるチャン刑事(ソン・ソック)。
するとコンビニの前を犬が通る。
犬は逃げ出したヨオクの元飼い犬レックスだった。
チャン刑事は元飼い犬レックスの後を付けた。
元飼い犬レックスはヨオクの家の庭に出入りしているようだった。
ビンの家のチャイムが鳴る。
出るとフルフェイスヘルメットをかぶって豆腐を持ったタン(チェ・ウシク)がいた。
タンは出前の配達員をしている様子。
「まずいことになった。勘のいい刑事がいる。怪しまれたら逃げられない。」というビン。
タンが配達を終え外に出ると、キム刑事に声を掛けられる。
どこに配達したか聞かれ、ビンのところだと答えるタン。
車の中にはチャン刑事(ソン・ソック)とアン刑事が待機していて、二人は話をしている。
ビンの見た目がただの気弱なオタクにしか見えないアン刑事は、チャン刑事が執拗に捜査する理由が分からないようだった。
そんなアン刑事に、昔追っていた殺人犯に裏で協力していたのがビンで、だから今回も目を付けている、と話すチャン刑事。
キム刑事はタンへの聞き込みが終わって車に戻ってくる。
タンはバイクに乗ってその場を去っていく。
「ジャージャー麺を毎日1杯届けるだけで、面識はないそうだ。」
それを聞いたチャン刑事は何かに気付き、「配達員を捕まえろ!」と言い残し、自分は車を降りてビンの家へ。
家に入るなり、「またお前の仕業か。殺人の共犯?」とチャン刑事はビンに詰め寄る。
「何のことですか?」とビンは驚いた様子。
アン刑事はバイクに乗ったタン(チェ・ウシク)を追う。
なんとか追いつき、出前のバイクを捕まえる。
その頃チャン刑事(ソン・ソック)はビンに「イ・タン(チェ・ウシク)に連絡しろ。」と詰め寄っていた。
しかし、ビンは知らないという。
「そうやって勘で捜査するから犯人に逃げられるんです!前もそうだった!」とビンはチャン刑事を煽った。
すると、チャン刑事はビンに暴力を振るってしまう。
そこにアン刑事が捕まえた出前の配達員を連れていくが、なんとタンではなく別の配達員だった。
「別人だ!」と怒るチャン刑事。
そこに課長から電話が掛かってくる。
「ネットでお前がビンに暴力を振っている映像が流れてるがどういうことだ!」と言われ、状況が呑み込めないチャン刑事。
パソコンを確認すると、ビンの部屋のライブ映像が映っている。
なんと隠しカメラがビンの部屋に仕掛けられていて、チャン刑事が令状もなくビンに詰め寄り、暴力を振るっているところが生配信されてしまっていたのだった。
4カ月前。
タン(チェ・ウシク)が自首しようとしていた日。
冷蔵庫に張り付けたメモにはこう書いてあった。
“母さん、父さんへ
この世に生まれたけど 自分に何ができるか分からず 適当に生きてきた
俺が犯した過ちを 正せる方法を見つける
俺はカナダへ行く そっとしておいてほしい
家族と笑顔で食事する自信がない だから行く
カナダで新しい友達をつくって 仕事も頑張って まともな人間になって帰ってこようと思う
心配しないで 一から出直す”
こんな書き置きを残し、タン(チェ・ウシク)は高速バスでどこかのターミナルに向かった。
そこにあったテレビで放送されていたニュースで、タンが殺した高校生2人が、校内暴力や性暴力の常習犯だったとタンは知り、うっすらと笑う。
ネットカフェにいき、“ OnlyForHEROES ”のチャットルームを探すが見つからなかった。
ひたすら電車に乗り続けるタン。
その電車内でタンとビンは出会う。
ビンはタンに「OnlyForHEROESです。イ・タンさんに協力します。怪しい者ではありません。」と声を掛ける。
驚くタン。
ビンはずっとタンを探していたようだった。
偶然出会えたのだ。
そしてビンはタンを自宅に招く。
「僕と手を組めばこのを世を変えられます。」というビン。
ビンは自分のことをバットマンの相棒ロビンのような存在だ、とタンに話す。
ヨ・ブイル ソン・ヨオク カン・ジェジュン
いまいち状況が掴めていないタンに対し、タンが殺した人たちの話をしだすビン。
ビンは「ご自分の能力に気づいてないですよね。」とタンに話す。
「事件の共通点は、被害者はみんなクズ。証拠は勝手に消えた。これはきっと続けろという天の思し召しだ。」とビンは言う。
そんなビンにタンは「何が望み?」と聞くと、「世直しです。」とビンは答えた。
タンに特別な能力があると思っているビンは、世直しが一緒にできるなら、全てをタンに捧げるつもりのようだ。
断ろうとするタンに、「あなたは人間のクズを片付けただけです。」
「逃げなくて済むように僕が協力します。」とビンはタンを説得する。
その日、タン(チェ・ウシク)はビンの家に泊まることに。
タンはビンに、タンがいかにすごい能力を持っているか力説される。
ビンはタンと自分が出会ったのは運命だと思っている。
そんなビンに、「僕の前にも同じような人がいたでしょう?」とタンは訊ねる。
するとビンは、「1人はすでに会ったことがある人。もう1人は避けるべき人。」と答えた。
避けるべき人がだれか気になったタンは誰なのか聞いたが、ビンは「ここの棚の裏から欲しい物を持っていって。」とだけ言って眠ってしまった。
タンが棚を確認すると、棚は隠し扉になっていて、部屋の中には犯行に使えるものが全て揃っていた。
タンは“ OnlyForHEROES ”と背中に書かれたブルゾンとスタンガンを持って出掛けて行った。
夜の繁華街を出歩くタン(チェ・ウシク)。
通りがかった酔っ払いとぶつかる。
なにかを感じ、タンは振り返った。
その酔っ払いはチ検事だった。
チ検事の運転代行として現れたのは“ OnlyForHEROES ”ブルゾンを着たタン(チェ・ウシク)だった。
タンはチ検事をスタンガンで気絶させ、椅子に縛り付けていた。
目が覚めたチ検事が命乞いをする中、タンはビンを呼び出し、チ検事の悪行を暴いた。
チ検事は女性に性的暴行をし、それを映像で残していたのだった。
それを知ったタンはチ検事を殺害し、遺体を川に流した。
この殺人をきっかけにタンとビンは協力して殺人を続けるようになる。
タンは出前の配達バイトをしつつ、体を鍛え上げ、世直しと称して悪人を殺害し続けていた。
怯えて自信がない表情の以前のタンから、自信をもった表情のタンに変化していった。
一方、チャン刑事(ソン・ソック)はビンを暴行をしたことにより停職処分。
自宅にはヨオクの元飼い犬レックスがいる。
チャン刑事を庇ったことにより、信頼できる刑事課長も退職になってしまったようだった。
タン(チェ・ウシク)の現在のバイト先の飲食店で、1人の男性客が食事をしている。
タンのバイト仲間に「この人物を知っているか?」とその男性は声を掛けながら、タンの写真を見せる。
「こいつに用事があるから、今どこにいるか教えてほしい。」と男性は言う・・・。
殺人者のパラドックス 5話ネタバレ
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SNSで拡散された性行為の動画に対して世間は言いたい放題だった。
「動画に写っている女性は死んだ」とコメントする女性。
その女性は電車に乗り釜山へ。
その頃ノ・ビンは、大切なフィギュアを整えていた。
そして、イ・タンの偽の住民票を作成している。
ビンは「イタンの殺人はいかなる代償も伴わない、純粋な善意であり、絶対的な正義だ。」と考えている。
偽の住民票を作成してもらったタン(チェ・ウシク)もまた、釜山にいた。
スーパーの鮮魚コーナーの清掃員として、 ”ギョンス”という偽名を使い働いていたのだ。
そのスーパーの倉庫で先ほどの女性も働いていた。
レジ係を代わりにやって欲しいと上司に頼まれた女性は、渋々レジをしている。
男性客の目線が気になる女性。
そこへクレーマーの客から文句をつけられる。
それを見ていたタンは、クレーマーの客に仕返しをする。
女性はタンが仕返しをしてくれたことを知り、タンに「私たちは似ている。」と話しかける。
「私もあなたも人を避けている。」と。
彼女の名前は、チェ・インソン。
性行為の動画をSNSに拡散された人物だ。
インソンは、整形をし、名前を ”ギョンア” と改名し、釜山に引っ越して生活をしていた。
教育大生だったギョンアは、動画をきっかけに、動画を見た男性から声をかけらることが多く、それに恐怖と怒りを感じていた。
なので、全てを捨てて身を隠して生活をしなければならなくなったのだ。
彼女の家族もまた、ソウルから田舎へ引っ越して農業を始めることになり苦労をしている。
それなのに、母親は愛する娘に「田舎に引っ越したらいつでも帰っておいで。」と優しく声をかける。
一方、ビンへの接近禁止令がでて、停職中のチャン・ナンガム刑事(ソン・ソック)の家をパク刑事が訪ねてきた。
家にヨオクの元飼い犬レックスがいることに驚くパク刑事。
「一時的に預かっているだけ」とチャン刑事は話した。
パク刑事は「ビンに関わるのは、もうよせ。課長のおかげで接近禁止令だけで済んだが、刑事告訴されたら、退職することになるぞ!」とチャン刑事に忠告する。
そして、アン刑事を連れてきていたパク刑事は、二人で話をさせる。
アン刑事は情報を共有せず、単独行動をしたせいで、タン(チェ・ウシク)やビンを逮捕できなかったことに怒っている。
そして、釜山のノ教授殺害事件・薬物の売人が殺された事件・高利貸しの事件に全てタンが関与しているのではないかと勘付くチャン刑事(ソン・ソック)たち。
チャン刑事たちはタンの実家へ行き、「事件に関与している可能性があるので、捜索願いを再度出して欲しい」とお願いする。
その頃、魚をさばくのがうまいと褒められていたタン(チェ・ウシク)。
魚をさばいていると、人を殺した感覚を思い出し、絶望しているようだ。
タンはノ教授の夢を見たり、恐怖に怯えている。
一方ギョンアは、外で食事をしていると、遠くの席から視線を感じる。
視線の犯人は男性で、我慢ができなくなり怒鳴りつけにいくギョンア。
しかし彼は、同じ小学校出身で同級生のハ・サンミンだった。
サンミンは小学生の頃、ギョンアが好きだった。
昔の話で盛り上がったギョンアとサンミン。
しかし、ギョンアに連絡先を聞くが、断られてしまう。
チャン刑事(ソン・ソック)たちは、タン(チェ・ウシク)の捜索願が提出されたことにより、タンの捜査ができるようになった。
彼らは、釜山へ急いだ。
釜山では『ノ教授殺人事件』の捜査が行われていた。
そこへ、「タンが犯人かもしれない。」とうったえるチャン刑事たちが到着する。
しかし、釜山の刑事たちから「証拠もないのに。」とあしらわれてしまう。
渋々、「殺人事件や変死事件があれば連絡をください。」と伝え、警察署を後にするチャン刑事たち。
タン(チェ・ウシク)はエレベーターで、ヘッドホンをした男性と乗り合わせる。
軽く会釈をしたが、タンは首に鳥肌が立つのを感じる。
その時、サンミンからの電話を受け取るギョンア。
ギョンアは「連絡先を教えなかったはずだ。」と言う。
それに対してサンミンは「警察官の友人に聞いた。」と答える。
そして「自分もセクストーション(性的脅迫)にあっていて、相談に乗って欲しい。」と話す。
サンミンの相談に乗ってあげたギョンアは、自分と同じ状況のサンミンに心を許す。
婚約者と別れたというサンミンと、そのまま一晩を共にしたギョンア。
次の日、ニヤニヤが止まらないサンミンに「嬉しそうだけど昨日なにかあった?」と訊ねる婚約者。
なんと、サンミンは婚約者と別れておらず、さらには ”セクストーションの被害にあっている” というのも嘘だったのだ。
婚約者とは良好な関係のままだった。
ギョンアの務めるスーパーのカフェコーナーで電話をしているサンミン。
「愛してる。」と婚約者と通話中だった。
それを見かけるタン(チェ・ウシク)。
サンミンは電話を切った直後に、ギョンアを見つけて駆け寄る。
サンミンとギョンアは付き合っているようだ。
サンミンの二股に気付いたタンだったが、タンはそれよりも殺人を犯した恐怖と戦うので必死だった。
すっかりサンミンに心を開いて幸せを感じているギョンアだったが、
サンミンのスマホに婚約者からの連絡に気づき、激怒する。
二股を認め、全て嘘だと自白したサンミンは喧嘩の末、ギョンアを殺してしまう。
翌日、”ギョンアの住む部屋が火事になり、ギョンアの遺体が見つかった”とニュースで報道される。
近所のお店では、「あの火事は、殺人だ。」と住民たちが噂をしていた。
そこに現れる元刑事ソン・チョン。
一方、釜山警察署では、ギョンア死亡の火災は、『火の不始末』と処理されそうになっていた。
しかし、「殺人だ!」と主張するチャン刑事(ソン・ソック)。
ギョンアの勤めていたスーパーを捜査しに向かった。
スーパーでも遺体がギョンアだと話題になっていたところ、タン(チェ・ウシク)は視線を感じる。
ソンが現れたのだ。
逃げるタン。
そこへなんと、チャン刑事(ソン・ソック)も到着し、タンと鉢合わせる。
なんとか倉庫に逃げ込んだタンであったが、倉庫ではソンが待ち伏せをしていた。
ソンは「集合住宅の火事はお前の仕業か?」と聞く。
タン(チェ・ウシク)は首に鳥肌が立つのを感じる。
質問に答えないタンに、「話したいことがあるから、二人きりで話せるところへ行こう」と誘うソン。
そこへチャン刑事(ソン・ソック)が追いつき、タンもソンもバラバラに逃げる。
チャン刑事(ソン・ソック)以外の刑事たちは、スーパーの店長に防犯カメラを確認させて欲しいと頼んでいた。
しかし、防犯カメラのデータはソンに盗まれていた。
チャン刑事はタン(チェ・ウシク)を追い、アン刑事はサンミンの家へ向かった。
その頃、サンミンは性病と診断されていた。
婚約者に報告するため電話すると、泣いている婚約者。
婚約者は「性病になった、一度だけ浮気をした。」と告白する。
それを聞いて激怒するサンミンは電話をガチャ切りし、家に帰る。
家の前にはソンが待っていた。
ソンのことを刑事だと思ったサンミンは、ソンを家にあげ、嘘の供述をする。
ソンに暴行をされたサンミンは命乞いをしている。
殺害したことを認めたサンミンは反省文を書かされるが、とうとうソンによって殺された。
その頃タン(チェ・ウシク)は必死に逃げていた。
ビンの指示に従い、タンチョンアムサービスエリアに到着。
追跡されないよう、スマホの電源を切った。
アン刑事がサンミンの家に到着する。
サンミンの家の前でソンとすれ違うアン刑事。
チャン刑事(ソン・ソック)もまた追跡するタン(チェ・ウシク)の隠れ家に到着していた。
扉が開かないので管理室に連絡すると、「何者かにマスターキーが盗まれた。」と。
サンミンの家の前では、アン刑事が開けるよう呼びかけている。
サンミンが死んでいるとは思ってもいないようだ。
カチカチという怪しい音に気が付くアン刑事だったが、時すでに遅しでサンミンの家は爆発した。
殺人者のパラドックス 6話ネタバレ
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イ・タン(チェ・ウシク)がヘッドホンをつけた男にエレベーターで出会ったシーンから話は始まる。
ヘッドホンの男は、消化器でタンの隠れ家を荒らしていた。
「挨拶を無視されてムカついたから、マスターキーを盗み、部屋を荒らした。」と、ヘッドホンの男はチャン・ナンガム刑事(ソン・ソック)に供述する。
これにより、またもタンはラッキーに逃げることができたのだった。
ソン・チョンは重度の糖尿病だった。
手袋をつけた左手の色は黒ずみ、小指は腐りかけている。
動物病院に忍び込み、自身に薬を投与するソン。
「人間はもろいから忍耐がない。」とぼやく。
ハ・サンミンの家の爆破に巻き込まれたアン刑事は入院中。
軽症で済んだようだ。
チャン刑事(ソン・ソック)に連絡したアン刑事は、
サンミンの家の前でソンとすれ違ったことを報告する。
その報告を聞いていたチャン刑事は父親のお見舞いにきていた。
見舞い中も仕事の連絡をしているチャン刑事に呆れる母親。
医師からは父親の延命措置を今後どうするか決断するよう説明を受けるチャン刑事と母親。
タン(チェ・ウシク)は地下鉄に乗っていた。
そこで痴漢を目撃するも、黙って逃げてしまうタン。
人目が気になり、捕まるのではないかという恐怖から必死に逃げている。
ビンはタン(チェ・ウシク)を探しているが、タンの居場所がわからなかった。
家に帰ると、かつての相棒、ソンが待ち受けていた。
ソンは「ヒーローごっこはまだ続けているのか。」とビンに訊ねる。
ソンは『タンが殺されて当然の人を殺害していること』、『ビンがタンの殺人に協力していること』を知ったのだ。
そして、タンと会いたいというソン。
金庫に隠していた”罪と罰”が奪われてしまうビン。
反撃するが、全く歯が立たなかった。
退院したアン刑事はビンの家にやってきた。
しかし、家から出てきたソンに鉢合わせ、そのままアパートの4階から投げ捨てられてしまうアン刑事。
その頃、タン(チェ・ウシク)はゲームセンターでゲームをしていた。
恐怖心から逃げるために現実逃避をしていたのだ。
しかし、隣にきた男にまたも首に鳥肌が立つのを感じるタン。
そのままゲームセンターを後にする。
その後ニュースでゲームセンターで隣にいた男が犯罪者だと知るタン。
首に感じる鳥肌が殺されて当然の人物を察知する能力ではないかと感じる。
ビンは物音を聞いて、アン刑事が倒れているのを発見し、警察に通報する。
そして事情聴取をされていたビンは定職中のチャン刑事(ソン・ソック)を呼ぶ。
ビンは「大きな物音がしたから外を見た」と供述。
チャン刑事はビンを疑っていたが、疑いを晴らすためソンと共謀していた時の書類を見せる。
ソンが韓国に戻ってきて、殺人を繰り返していると証言するビン。
チャン刑事はビンを信じなかった。
一方その頃、ソンは不良カップルを見かけてうんざりしていた。
親が金持ちの不良カップルは、自分たちは何をしても許されると思っている。
そんな不良カップルにも反省文を書かせた後、殺害する。
殺害された不良カップルの女は韓国有数の建築会社”プヨン建設”の会長の孫だった。
プヨン建設の会長は、「孫娘を殺した犯人を逮捕すれば出世を約束する」と話ており、
それを知った新任のムン課長は、ビンが持ってきた資料を見て、「ビンの話を信用し、捜査しろ。」とチャン刑事(ソン・ソック)に命令する。
プヨン建設は実は、少し前、大勢の死者ができる事故を起こしている。
その時社名は『カジョク建設』だったため、その事件はカジョク建設事件と呼ばれている。
警察を買収した社名を『プヨン建設』に変更したりして、その事件は揉み消されていたのだ。
チャン刑事(ソン・ソック)にあしらわれたビンはプヨン建設に来ていた。
ソンの情報を渡していたのだ。
そこへタン(チェ・ウシク)からの電話がかかってくるビンは電話に出る。
タンは「ソンは何者か。」と聞く。
ビンとソンはかつては協力関係だったが、殺害の判断の曖昧さや残虐さに「ヒーローではない」と気づき、縁を切ったと言う。
それを聞いたタンはソンに会わせてと頼む。
ビンはタンとソンが出会う場所にプヨン建設の部下を引き連れて向かう。
プヨン建設の部下にソンを捕まえてもらう魂胆だ。
タンとソンが会っている建物に到着したビンとプヨン建設の部下たち。
しかし、ついつい命令してしまうビンにムカついたプヨン建設の部下たちは、ビンを看板に縛りつけ、置いて行ってしまう。
ソンと会うタン(チェ・ウシク)。
ソンは「タンと自分は同じ志を持った仲間だ。」と話す。
「会った理由は、殺害する相手をどうやって決めているのか聞きたかったからだ。」と。
それに対してタンは「相手に触れるだけでこいつだと分かる。」と答える。
そんなセンサーはないソンは、「つまらない。」と言う。
「自分は誰を殺していいのかいまいちわからない。」と言うソンは、タンを自分の仲間にしようと
「ビンを信用するな。」と言う。
「一度失敗すると切り捨てられる。」と。
しかし、タンはソンを殺そうと襲い掛かる。
タンはソンが殺されて当然の人間だと思っているからだ。
そんなタンの一撃もかわされてしまい、反撃されるタン。
その時、プヨン建設の部下が現れる。
タン(チェ・ウシク)は間一髪のところで逃げる。
建物の外まで逃げたタンは、看板に縛られたビンを見つける。
ビンを助けるタンは、「なぜ本を持っていたのか」ビンに訊ねる。
「タンを疑ってたんじゃなく、本を持っていたのは計画だった。」と答えるビン。
「まだ計画あるから信じて」と。
それに対し、タンは「ビンさん、すごく怖いんです」と本音を打ち明ける。
そこに銃声が鳴り響き・・・?!
殺人者のパラドックス 7話ネタバレ
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ソン・チョンに拳銃で顔を撃たれたプヨン建設の部下。
顔面を撃ったソンに怯える、プヨン建設の部下たち。
それを見てソンは「空気砲だ。」と笑う。
そして、「あと5発ある。」と。
プヨン建設の部下たちと乱闘になるが、ソンの一人勝ちだった。
部下たちに連絡するプヨン建設の室長。
勝ったソンは、リーダー格の一人に電話にでさせ、「ソン・チョンに逃げられた。」と嘘の報告させる。
警察が現場についた時には、ソンはもういなかった。
その頃、チャン・ナンガム刑事(ソン・ソック)は後輩のアン・ヨンジェ刑事の運転する車に、飼い犬レックスと共に乗っていた。
なぜ刑事になったのかとチャン刑事に問うアン刑事。
チャン刑事の父親は刑事だった。
しかし、チャン刑事にとって憧れの対象ではなくその逆だった。
無愛想で一度も微笑んでくれたことのない父親。
変な言いがかりをつけて叱られてばかりだった。
それに対して我慢できなくなり、無視した幼い頃のチャン刑事。
すると、父親から理不尽に怒られることはなくなった。
「無視をしていれば振り回されることはない。」と学んだというチャン刑事。
チャン刑事(ソン・ソック)は保健所に到着した。
飼い犬レックスの凶暴性を評価するためだ。
凶暴であれば、殺処分されることになるが、
「この子と関わっていたなら殺処分されることはないとわかるでしょう?殺処分されなかったら、飼ったら?」と保健所の職員にすすめられるチャン刑事。
しかし、チャン刑事は断った。
ムン・ミョンジュン課長からチャン刑事(ソンソック)に謹慎処分が解かれたと連絡があった。
昨晩、銃声が聞こえた古い商業施設の防犯カメラを確認する刑事たち。
防犯カメラの映像にイ・タン(チェ・ウシク)を見つけるチャン刑事(ソン・ソック)。
他にもプヨン建設の手下たちが写っており、ノ・ビンとの接触が疑われる。
そして、ソンも映像に写っていた。
ソンの行方を探す、刑事たちとプヨン建設の連中。
それを察知したソンは上手に隠れて逃げている。
その頃、タン(チェ・ウシク)はどこか部屋に隠れていた。
美女の幻が見えてしまうほど、疲弊している。
そこへ、ビンが声をかける。
ビンは車と他人名義のスマホ2台を用意し、「ソンは捕まるが、俺たちは計画があるから大丈夫だ。」とタンに声を掛ける。
「南の方へ逃げよう。」と。
それに同意するタン(チェ・ウシク)。
二人はペーパードライバーのビンの運転で逃亡生活を始める。
タン(チェ・ウシク)の自宅近くを通ると、「息子を探しています。」の張り紙が。
タンの母親が息子であるタンを探していたのだ。
母親は毎日行方不明の息子のために教会へ足を運んでいた。
胸を痛めるタン。
一方、駐車場でプヨン建設の室長を捕らえたソンはヒョン会長の居場所を聞き出すことに成功していた。
刑事たちも、ヒョン会長の居場所を掴めていたが、令状がないため捜査を断られている状態だった。
ソンがヒョン会長のもとにまでは流石に行かないだろうと、安直な考えの刑事たち。
それに対して、チャン刑事(ソン・ソック)は、“ソンはヒョン会長のところへ行く”と確信していた。
仲間を説得し、ヒョン会長の元へ急ぐ刑事たち。
ムン課長から電話がかかってくるが、無視をするチャン刑事。
しかし、その時すでにソンによって拘束されていたヒョン会長。
ゆっくり話ができると喜ぶソンは、ヒョン会長に
「あんたの会社、撤去工事で死者が大量いでたそうだな。」と問い詰める。
それなのに意気揚々と暮らしているヒョン会長のことが許せないと。
ヒョン会長が殺害されても、世の人はみんな、“殺されて当然の人間だ”と言うだろうと。
ソンがヒョン会長を殺そうとした瞬間、外から声がし、チャン刑事(ソン・ソック)が部屋に乗り込んできた。
銃口をソンに向ける、チャン刑事(ソン・ソック)。
しかし、ときすでに遅し。
ヒョン会長の頸動脈にはワインオープナーが刺さっていた。
チャン刑事に向かって、「頸動脈に刺さっている、これを抜いたら会長が死ぬ。」と脅し、
「自首するから待って。」と懇願するソン。
チャン刑事はそんな訴えも無視し、空気砲を放つ。
次は実弾入りだというチャン刑事に、「人を撃ったことはあるのか?」と煽るソン。
そして、ソンはチャン刑事が元上司チャン・ガプスの息子、”チャン・ナンガム”であることに気づく。
「父親の敵討ちがしたいのか?撃ってみろ。」と煽るソン。
しかし、チャン刑事は引き金を弾くことができない。
「これでもか?」とヒョン会長の頸動脈に刺さったワインオープナーを抜いて見せたソンだったが、それでもチャン刑事は引き金を引くことはできなかった。
チャン刑事のことを嘲笑い、連行されていくソン。
ムン課長が現場に到着し、チャン刑事(ソン・ソック)と会話していた。
会話が聞こえていたソンは、チャン刑事の父親がクォンジン病院に入院していることを知る。
ほくそ笑むソンを乗せたパトカーはすぐに出発した。
一方、タン(チェ・ウシク)とビンはクォンチョンサービスエリアにいた。
ビンはなぜタンに協力するのか話し始めた。
ビンは幼い頃、強盗殺人で両親を失っていた。
強盗殺人をした犯人は見つからなかった。
それは誰も知ろうとしなかったからだった。
そこで、ビンは「世を正すためには力が必要だ。」と悟り、勉強に運動と力をつけるために努力した。
しかし、運動ができず、自分に力がないと分かり、誰かから力を借りる必要があると思うようになった。
そこで出会ったのがタンだった。
そんなビンの話を寝たふりをして返事をせず聞いていたタン。
場面は変わり、ソンは護送車の中で「気分が悪いから手錠を緩めてくれ。」と訴えていた。
初めはいなしていた刑事たちであったが、ソンの壊死した色の悪い手をみせられ、手錠を緩めることに。
その隙をついて、攻撃をするソン。
車内で乱闘になり、ソンは逃亡するのであった。
タン(チェ・ウシク)とビンは食堂で食事をしていた。
タンは「貯金を使い果たしたはずなのに、どうやって車やスマホを手に入れたのか。」と訊ねる。
ビンは「フィギュアを売った。」と答える。
その時、食堂のテレビで『ソンが護送中に警官二人を殺害し逃走した』というニュースが流れる。
そしてタンとビンも共犯だと報道される。
タンは絶望を感じて自暴自棄になってしまう。
しかし、そんなタンにビンは密航するという新しい計画を提案する。
密航すると決めたタン(チェ・ウシク)とビンは、ワールド歯科に来ていた。
ワールド歯科で密航の斡旋人と会い、密航する方法を決めた二人。
その頃、チャン刑事(ソン・ソック)にクァンジン病院から連絡があった。
父親の延命を中止する同意書に母親がサインしていたから確認の電話をしたとのことだった。
母親が延命を中止すると決断していたことに、驚き、不審に思うチャン刑事。
チャン刑事は延命治療を続ける選択をした。
一方、ソンは行方をくらますことに成功していた。
しかし、状況がピンチだと感じたソンはワールド歯科の院長を脅し、ビンに連絡をした。
タン(チェ・ウシク)たちが国外逃亡しようとしていることに気づいているソンは、オサン工場へ来るよう脅す。
「あの本は俺が持っているんだからな。」と。
タンに誰からの電話か訊ねられるが答えないビン。
高速道路の運転は警察に捕まるリスクがあるので、バスに乗ることにしたタン(チェ・ウシク)とビン。
密航までの一連の流れを説明するビンを不審に思ったタンは、「ビンさんはどこへいくのか。」と聞いた。
ビンは「今二人で行動するのは危険だから別行動をする。」と言う。
それでも不審に思ったタンは、ビンが時刻表を見に行っている間に、GPS追跡アプリをオンにする。
「安全に着くことだけ考えよう。」というビンと別れて、バスに乗り込むタン。
タンは無事、船の出る港に到着し、密航の斡旋人に1冊のパスポートを渡される。
タンは「あと1冊必要だ。」と言うが、「暗くなったら出発する。」としか告げられなかった。
その頃、ビンはチャン刑事(ソン・ソック)に会いに来ていた。
チャン刑事に「ソンの居場所を伝えに来た。」というビン。
なぜカジョク建設に接触したのか問うチャン刑事に「ソンを捕まえるためだ。」とビンは答える。
「何様のつもりだ!」と激怒するチャン刑事だが、ビンは「チャン刑事もヒョン会長を見殺しにした。」と言う。
その時、クァンジン病院に花かごを持って現れたソン。
チャン刑事の母親が父親の見舞いに来ていた。
そこへ現れるソン。
そして、ソンによって、チャン刑事の父親は殺され、母親は薬を飲まされ倒れた。
一方、チャン刑事(ソン・ソック)はビンに「何が望みか?」と訊ね、ビンは「協力体制。」と答える。
チャン刑事は「自分はおもちゃか。」と周りに振り回されることに嫌気が差す。
「捕まえたいなら他をあたれ。」と突き放すチャン刑事。
そこへキム刑事からの電話鳴る。
電話に出て、動揺するチャン刑事は走り出し、それを追いかけるビン。
その頃保健所では、飼い犬レックスの攻撃性のテストが行われようとしていた。
職員たちは攻撃性のテストをするまでもないと安心し切っている。
テストが始まり、一人の職員がレックスを呼ぶ。
レックスにはそのスタッフが元飼い主ヨオクに見え、襲いかかってしまう。
【結末】殺人者のパラドックス 8話(最終話)ネタバレ
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イ・タン(チェ・ウシク)はパスポートに挟まっていた、紙切れを見ていた。
それはノ・ビンからの手紙だった。
“俺は一緒にいけない。正直に言わなくてごめん。
一人でも心配ない。お前には能力がある。
直感を信じて動け。状況が味方してくれる。”
ビンからの手紙を読んだ、タン(チェ・ウシク)は外に出る。
『選択肢などなかった。俺は常に流されるままに生きてきたから‥』
密航の斡旋人に背を向け、
『違う。俺が選択してきたのかも。先が見えなくても。そしてこれが俺の選択だ。』
と、密航の斡旋人のバイクにまたがり走り出すタン。
クォンジン病院についたチャン・ナンガム刑事(ソン・ソック)は、“父親が亡くなったこと”、“母親は命に別状はなく意識があること”をキム刑事に聞かされる。
チャン刑事はキム刑事にお礼を言って走り出し、車に乗り込む。
キム刑事にチャン刑事(ソン・ソック)の居場所を尋ねる後輩刑事。
もう帰ったというキム刑事に、後輩刑事は「チャン刑事が拳銃を返却していないからチーム長が探している。」と伝える。
キム刑事はハッとして、チャン刑事を追いかける。
チャン刑事(ソン・ソック)は車に乗り込み、車の中で待っていたビンにソン・チョンの居場所を尋ねる。
そこにムン課長が現れ、お悔やみの言葉を言われる。
キム刑事が追ってきていることに気がついたチャン刑事は、ムン課長の話を遮り車に乗り込み、ソンの元へ出発する。
車内では「自分はどうなってもいいから、タン(チェ・ウシク)を見逃して欲しい。」とビンが頼んでいた。
「タンには特殊な能力があり、殺された被害者は死んで当然の人間だった。」と。
返事をしないチャン刑事に、チ検事の携帯に入っていた動画を見せるビン。
”テジョンの女子高生失踪事件” はチ検事によるものだと説明する。
動画を見て車を停めるチャン刑事。
そして「死んで当然の人間だと?!」とビンを殴る。
ビンは「チャン刑事も個人的な恨みでソンを追っている!」と指摘する。
そして、怖いもの無しのソンを捕まえる計画を聞いて欲しいとお願いする。
タンは乗り捨てた車のところまで戻ってきていた。
車に乗り込むタン。
ソンは古い使われていないオサン工場にいた。
漏電しており、電気はついたり消えたりしている。
そこに現れたビン。
一人で来たのかつまらんと言うソンに「なんでもするから終わりにしよう。」というビン。
「お前に何も望んでない。」と答えるソン。
ビンは、「力になれるのは自分しかいないはずだ。」と言う。
それに対し、「タンから始末する予定だったが、順番を変更する。それで、そんなことよりお前らは親しいのか?」とビンのいない方向に問いかけるソン。
物陰からチャン刑事(ソン・ソック)が出てきた。
「殺しに来た。」と。
「復讐しにきたのか?」
「父親を殺してあげたのに感謝してほしい。」と言うソンに、銃口を向けるチャン刑事。
そこへ暗闇の中からタン(チェ・ウシク)が現れる。
思いがけないタンの登場に興奮するソン。
ソンに向かって銃口を向けるチャン刑事(ソン・ソック)とタン。
タンは「ケリをつけにきた。」と言う。
そして停電し、真っ暗になった瞬間3人が発砲する。
電気がつき、誰も撃たれていなかった。
また暗くなり、明るくなった瞬間、タンが背後からソンを襲う。
タンはナイフでソンの腹部を刺した。
しかし、負けていないソンにビンが応戦する。
3人で揉み合っているところ、チャン刑事が拳銃で狙う。
銃声と共に暗くなり、明るくなると、ソンが倒れた。
そして、ビンも倒れ、ビンは心臓を撃ち抜かれていた。
泣くタン。
ソンは「タンと自分は同じ部類だ。」と言う。
同じ部類の人間に、“そんなことをなぜできるのか”、“死んで当然の人間だと確信できる能力がほんとうにあるのか”聞きたかった、「俺とお前は違うのか?」と。
黙って聞いていたチャン刑事は「ほざくな。」と言う。
それに対し、ソンは「何も知らないくせに、お前の母親も犯罪者だ。」と言い返す。
なんと、チャン刑事の母親は不倫をしていたのだった。
その不倫相手が“ソン・チョンだ”と思っていたチャン刑事だったが、それを聞いて大笑いするソン。
ソンではなかったのだ。
不倫相手は、チャン刑事の父親の後輩でチャン刑事が信頼する上司、刑事課長パク・グァンスだと知らされるチャン刑事。
そして、ソンはチャン刑事に「俺を殺してもいいが、俺が死んだらお前の父親が俺になぜ殴られたのか、その理由が一生わからないぞ。」と言う。
回想が始まる。
両親が殺人犯のソンは、若手刑事の頃、勉強も柔道もボクシングも、立派な刑事になるためにできることはなんでも努力していた。
そして、ぶっきらぼうだが、愛情のあるチャン刑事の父親チャン・ガプスを慕っていた。
刑事たちが通っていた食堂に親切な朝鮮族の女性がいた。
彼女もまた、ガプスを慕っていた。
しかし、そんなガプスには裏の顔があった。
ガプスは押収した麻薬を横流ししていたのだった。
それも、何も知らない親切な朝鮮族の人を、運び屋として利用して。
それを知ったソンは、ガプスを問い詰めた。
すると、ガプスは悪びれることもなく、ソンに暴力をふり、「人殺しの子ども。」と侮辱。
そしてなんと、ソンが昇進しないよう手を回していたのもガプスだったと判明する。
そこからもみ合いになり、ソンは何度もガプスを殴った。
ことの顛末を語ったソンは、チャン刑事(ソン・ソック)に「可哀想に。」と言う。
「汚職警官に、浮気女。」と‥。
チャン刑事は怒りに震え、ソンに銃口を向ける。
そこへ、タン(チェ・ウシク)が、「チャン刑事の代わりにソンを殺す。」と言う。
その時、停電が起こり、暗くなる。
ソンはナイフを手にタンに襲い掛かった。
その瞬間銃声が鳴り響き、ソンは死ぬ。
場面は変わって、飼い犬レックスはチャン刑事(ソン・ソック)と一緒にいた。
安楽死させられそうになったところ、チャン刑事が一緒に暮らすと決めたのだ。
そしてチャン刑事の父親チャン・ガプスの葬式が執り行われた。
後輩刑事たちからは称賛されているチャン・ガプス。
真実を知っているのはチャン刑事(ソン・ソック)だけとなった。
謹慎処分を受けた、チャン刑事(ソン・ソック)。
「ノ・ビンが犯罪者に見えたか?」、「イ・タン(チェ・ウシク)は事件に関与していないのか?」とプロファイラーの女性刑事の取り調べを受けるチャン刑事。
実は、ビンは生前自分が死ぬことを予測して、タンの罪を全て自分が被るよう完璧な計画を立てていたのだ。
チャン刑事の証言でタンが犯人になるかどうか左右されるのだ。
チャン刑事(ソン・ソック)がソンを撃った後、全ての罪を償うというタンは、チャン刑事が持つ拳銃の銃口を自分の額に当てた。
そして引き金を引いたが、弾切れだった。
チャン刑事は「この後のことは好きにしろ。」とタンに言う。
「自首するも逃げるもどちらでも好きにするんだ。」と。
そして、「ただ、必ず最後は捕まる」と付け加えた。
オサン工場を出ていくチャン刑事。
タンが呆然としていると、漏電が原因で火事が起きてしまう。
ビンの亡骸を運ぼうとするタンだったが、炎に阻まれて運び出すことができなかった。
そして、ビンの遺体は歯しか残らないほど、激しく燃えてしまっていたのだ。
そのため、オサン工場でもまた、タンが犯人だという証拠が残らなかった。
タン(チェ・ウシク)はどうしたかと言うと、結局あの時のパスポートを使って密航し、南の温かい国で犯した罪をどう償えば良いのか考えながら生活していた。
そんなある日、とうとう不法滞在の罪で捕まるタン。
しかし、逮捕歴も指名手配もされてないのになぜ不法滞在をしていたのかと問われて、それをタンは不思議に思う。
チャン刑事(ソン・ソック)がオサン工場で起こったことを証言しなかったことにより、“殺人嫌疑なし”となっていたのだった。
韓国に戻ってきたタン(チェ・ウシク)。
警察を退職し、飼い犬レックスと生活をするチャン刑事(ソン・ソック)。
散歩中立ち寄ったお店で、“3年前の殺人事件の容疑者が何者かに殺害された”というニュースの速報を見かけて、チャン刑事は不審に思う。
韓国に戻ってきたタン(チェ・ウシク)は、すれ違った時にぶつかったとある人物に対し違和感を覚え二度見する‥。
【ネタバレ注意】相関図
ネタバレ注意!な相関図です。
主要人物の関係性が一目でわかるようになっています。
『殺人者のパラドックス』作品情報
『殺人者のパラドックス』の作品情報をまとめました。
作品名:殺人者のパラドックス | |
評価 | |
原題 | 살인자ㅇ난감 |
英語タイトル | A Killer Paradox |
ジャンル | スリラー・犯罪・ダークヒーロー |
放送期間 | 2024年2月9日~ |
放送チャンネル | NETFLIX 独占配信 |
話数 | 8部作 |
演出・脚本 | 演出:イ・チャンヒ 脚本:キム・ダミン |
キャスト | チェ・ウシク ソン・ソック イ・ヒジュン キム・ヨハン 他 |
【どこよりも詳しい!】殺人者のパラドックス全話ネタバレ まとめ
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